【厚膜ペースト】

厚膜ペーストは製品の再現性と高い生産性を有する印刷技術(スクリーン印刷)としてエレクトロニクス産業に応用され、大量生産・コストダウンに役立っています。一般的に樹脂と溶剤から成るビヒクルに粉状ガラス・金属等を分散させることにより調整されますが、通常のインクと比較し多量の粉体を含有します。

【厚膜ペースト溶剤】

厚膜ペーストに用いる溶剤は以下の特性を有することが要求されます。

1. 樹脂の溶解性が高い
2. ビヒクル中への粉体の分散性が高い。
3. 適切な流動特性を付与する。
4. 印刷時には揮発しない。
5. 乾燥工程で揮発する蒸気圧特性を有する。
6. 適度な粘度を有する。 など

【厚膜ペーストの使用例】

• 携帯電話・PCや車載といった電子機器内部のコンデンサ
• チップ部品・回路基板・テレビ内部の誘電体。
• リブ・蛍光体・封止材・太陽電池などの金属ペーストやガラスペースト