
小野嘉七
(おの かひち)

1893年(明治26年)10月26日~1948年(昭和23年)10月7日
小野禎一郎の長男として生まれる。
1918年6月 | 東北帝国大学理科大学化学科卒業(東北帝国大学では当時の有機化学の第一人者であった真島利行教授に師事した。真島利行は1949年文化勲章授賞している) |
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1918年7月 | 合名会社鈴木商店入店 |
1921年4月 | 再製樟脳株式会社入社研究室主任 |
1923年7月 | 再製樟脳株式会社研究部長 |
1925年3月〜1927年3月 | 再製樟脳株式会社より命じられて欧米諸国に留学。 留学中フランスのリヨン大学、スイスのバーゼル大学にて研究 (リヨン大学ではノーベル化学賞授賞したグリニャール教授に師事した) |
1927年6月 | 日本香料薬品株式会社代表取締役専務(代表取締役は専務ひとりで実質社長であった) |
1939年10月 | 日本香料薬品株式会社代表取締役社長 以降死去するまで日本香料薬品株式会社の代表取締役社長を務めた。 |
【主な著書】
1998年に著作権が切れたので国会図書館で公開されています。
「工業合成化学」1919年12月
「最近仏国に於ける樟脳事情に就いて」1926年7月
「仏国グラス地方視察記 :
附・仏国に於ける香料工業の概観」1926年9月
「合成樟脳」1943年12月