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ごあいさつ

当社は、1917年には三井物産、三菱商事を追い抜き日本一になったが1927年に倒産した総合商社鈴木商店の香料事業を、倒産直後に分離して設立したのが由来です。当社のロゴ【NKY・イン・ダイヤモンド】は鈴木商店のロゴ【SZK・イン・ダイヤモンド】に由来しています。

鈴木商店をルーツとする、帝国人造絹絲(現:帝人)、大日本セルロイド(現:ダイセル)、その子会社だった富士フィルムは、いまでは、人絹(レイヨン)、セルロイド、フィルムはほとんど製造しておりません。

当社も、設立時は合成香料と鉱山の浮遊選鉱剤を製造販売しておりましたが、現在では食品香料と電子部品向けの溶剤が主力製品です。

少子高齢化とイノベーションが進む中で、生き残りを図るべく、天然素材など独自の食品素材や、電子部品向けの新しい溶剤に取り組んでおります。

今日までの、お取引先をはじめ関係の皆様から心からのご支援を賜わり感謝にたえません。

当社の事業は設立時には鈴木商店の倒産という問題を克服、その後第二次世界大戦での神戸大空襲、阪神淡路大震災と大きな至難を乗り越えて現在に至っております。

この間時代の要求にあった設備投資を続けるとともに少数精鋭の社員の確保と財務体質の強化にも努めてまいりました。

今後とも、新しい時代の要求をみたすべく、ユーザーの立場に立った商品開発努力を続けてまいります所存でございます。

なにとぞ、よろしくご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

取締役社長:小野昭夫写真

日本香料薬品株式会社
取締役社長

小野昭夫